関西圏大学志望者必見!関西大学と近畿大学の英語入試を比較して解説!

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大学名 関西大学 近畿大学
入試科目 英語 英語
試験時間 90分 60分
配点 文系学部では450点満点中200点 300点満点中の100点
大問構成 大問3題 1.会話とパラグラフ整序、2と3.長文 大問7題 1. 会話文 2. 長文+空所補充 3. 文法 4. 文の言い換え 5. 単語の言い換え 6. 整序 7. 長文
特徴 全問が長文での出題のため、読解スピードが問われる。 幅広い文法知識が様々な角度から出題される。

長文読解が多くパラグラフ整序対策が必要な関西大学と、文法知識が様々な角度から問われる近畿大学の英語を比較してご紹介

今回比較してご紹介するのは、関西大学と近畿大学の英語です。

関西大学は関関同立のなかでは比較的解きやすい問題が多く出題されます。一方、近畿大学産近甲龍の中で最も難易度が高いです。両大学を比較した場合、関西大学の方が難易度は高めですが、出題傾向に差があるため個別に特化した対策が必要になります。

関西大学は、長文読解力が試される出題形式です。また、パラグラフ整序問題など、ほかの大学ではあまり見られない独特な問題も出ます。一方、近畿大学の英語は、文法知識が試される内容です。幅広い文法内容が様々な出題形式で問われるため、文法知識を固めておくことが大切になります。

関西大学と近畿大学それぞれで、英語の難しさの質が異なりますので、今回ご紹介する情報を参考に対策していってください。それでは、各大学の英語の入試傾向について、詳しい内容を確認していきましょう。

英語の配点は関西大学の方が高く、試験時間は関西大学が90分、近畿大学が60分

関西大学と近畿大学の英語の問題について詳しくご紹介する前に、まずは配点や時間制限についてまとめます。

まず配点ですが、試験の総得点にしめる英語の配点は関西大学の方が高いです。関西大学の文系学部では、450点満点中の200点が英語で、全体の半分弱の得点を占めています。

一方、近畿大学では、300点満点中100点が英語で、全体の3分の1です。英語が得意な人は関西大学の文系学部の方が受かりやすいと言えます。反対に、近畿大学では英語が苦手でもほかの科目で挽回できる可能性が高いです。なお、英語の配点は各大学とも学部によって多少違いがあるため、自分が受験する学部の入試科目や配点はしっかり調べておきましょう。

試験時間は関西大学が90分で、近畿大学が60分です。試験時間も関西大学の方が長いため、英語が得意な人向けの入試構成と言えます。関西大学を志望する人は、以下に解説する出題傾向に合わせて対策を固めていってください。

関西大学は長文読解が多く、近畿大学は文法問題が中心

次に、関西大学と近畿大学の英語の試験問題の構成について確認しましょう。

まず、関西大学の英語の問題は、大問が全部で3題です。そのうち、大問の1が会話問題とパラグラフ整序、2と3が長文問題となっています。ただし、1の会話問題とパラグラフ整序で出題される文章も長めのものが多いため、実質的にはほぼすべての問題で長文読解力が問われる内容です。

一方、近畿大学の英語の問題は大問7題のうち、大問1が会話文、大問2が長文と空所補充、大問3が文法問題、大問4が文の言い換え問題、大問5が単語の言い換え、大問6が整序問題、大問7が長文読解です。60分の制限時間に対して7つの大問があるので問題量がかなり多く見えますが、実際には1つの大問に含まれる小問はそれほど多くありません。

近畿大学では、文法知識を様々な形式で問われるため、過去問演習が大切です。

長文読解スピードに自信があるなら関西大学、文法問題や語法の知識に自信があるなら近畿大学の英語が解きやすい

関西大学の場合、知識問題を含めて全てが長文です。大問1の会話、パラグラフ整序も結局は読解力が問われますので、長文読解がほぼ全てとなります。読解の中で、文法や単語の知識を問う問題も出題されるのが特徴です。大問2~3の長文読解では空所補充や単語の言い換え問題が出題されており、文法知識も試されます。長文の読解力を鍛えること、長文とはいえ文法や単語の知識も出ることなどに注意しましょう。

関西大学の長文は関関同立の中では易しいレベルで、同志社大学等と比較するとかなり読みやすいです。一方、近畿大学は長文の出題割合が少なく、文法の知識問題が多くなっています。単純な文法問題に加えて、文や単語の言い換え問題、また整序問題など、文法の知識がありとあらゆる角度から問われる出題構成です。近畿大学を受験する方は、文法を徹底的に固めておいて下さい。

文法そのもの難易度は共通テストや日本大学レベルで対応できます。出題形式は様々ですが、問われる知識は『Next Stage』『UPGRADE英文法・語法問題』といった基本的な文法参考書の知識で十分に対応可能です。

出題形式に慣れる必要はありますので、近畿大学専用の対策として過去問演習が重要となります。また、近畿大学のような出題形式ではケアレスミスで点数を落とすことが多いです。近畿大学を受ける人にはケアレスミスに注意しつつ、徹底的に文法を固めることをおすすめします。

まとめ

今回は、関西大学と近畿大学の英語の入試問題について比較してご紹介しました。

関西大学は長文読解のスピードとパラグラフ整序問題に特化した対策が重要で、近畿大学では様々な文法問題を解く文法力が大切です。読解力に自信がある人は関西大学、文法問題に自信がある人は近畿大学が突破しやすくなっています。

なお、どちらの大学を受験する場合でも、それぞれの出題傾向に合わせて対策を繰り返すことが大切です。英文法や長文読解の基礎的なスキルをマスターした後、志望大学の過去問を繰り返し解いて対策を進めていきましょう。

今回解説した内容を参考にして、関西大学および近畿大学の英語対策を進めていってください。

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